Hiroyuki Sanada

Staging環境での動作検証手順について

Blog Post created by Hiroyuki Sanada Employee on May 12, 2016

こんにちは、Solutions Architectの真田です。

 

Akamaiでは、本番稼働中のプロパティ(配信設定)に影響を与えることなく設定内容の

動作検証・機能テストを実施する事ができる Staging環境(検証環境)提供しています。

本記事ではこのStaging環境での動作検証手順について記載します。

 

Akamaiを利用する際に作成するプロパティ(コンフィグレーション)は

まずStaging環境に展開し十分に機能テストを実施し設定内容に問題がない事を確認した後、

Production環境(本番環境)に同じプロパティを展開することで、

設定内容の変更を安全に本稼動中のトラフィックに適用できます。

 

Production環境への展開(≒サービスイン)前にStaging環境で設定内容について

十分に動作検証を行う事で、設定内容不備等による本番稼働中サイトの予期せぬ不具合や

DoS(Denial of Service)を防ぐことができます。

※このStaging環境をESN=Edge Staging Networkと呼ぶことがあります。

 

下記の図はProduction環境とStaging環境のイメージです。

esn.png

 

Staging環境で動作検証等テストを行う場合は、Digital Property(クライアントが使用する接続先のFQDN)を

Staging環境のAkamai IPに向ける必要があります。

AkamaiではこのAkamai IPへ向ける方法を”Spoofing(スプーフィング)”と言います。

Digital PropertyをStaging環境のAkamai IPに向けることでStaging環境での動作検証を実施します。

 

以下がSpoofingの実施例となります。

 

[Case]

  • Digital Property:  www.example.com
  • Edge Hostname:  www.example.com.edgesuite.net

  (SSL配信を行っている場合はwww.example.com.edgekey.net)

[Spoofing 手順]

① 検証を実施するクライアント端末で、www.example.com.edgesuite-staging.net

(SSL配信を行っている場合はwww.example.com.edgekey-staging.net) の名前解決を行います。

Windowsでは”コマンドプロンプト”、Macでは”ターミナル”を利用し以下のようにコマンドを実行します。

# nslookup www.example.com.edgesuite-staging.net

 

  • Windows端末からのSpoofing

②(①)の名前解決の結果返却されたIPアドレスを www.example.com のIPアドレスとして 

hostsファイルに設定します。

- hostsファイル:  c:\Windows\System32\drivers\etc\hosts

※最近のWindowsOSではセキュリティ要件が厳しくなっているため

当該ファイルをダブルクリックで開き編集後、保存しようとするとエラーになる場合があります。

その場合はnotepad(メモ帳)を“管理者で実行”にて起動し

当該ファイルを開き編集してみてください。

- 記載方法: IPアドレス www.example.com

例: 112.123.112.123 www.example.com

 

  • Mac / Linux端末からのSpoofing

② (①)の名前解決の結果返却されたIPアドレスを www.example.com のIPアドレスとして 

hostsファイルに設定します。

- hostsファイル:  /etc/hosts  

- 記載方法:  IPアドレス www.example.com

例: 112.123.112.123 www.example.com

 

  • 確認(Win/Mac/Linux共通)

③ hostsファイルに正しくIPアドレスが設定されたか確認。

⇒ ping www.example.com      → 設定したIPアドレスが返却されることを確認。

⇒ Windowsの場合設定がうまく反映されない場合は、

 コマンドプロンプトから下記コマンドを実行しキャッシュをクリア。

  C:\>ipconfig /flushdns

④ ブラウザを再起動し、http://www.example.com/ にアクセス。

⑤ Response Headerを確認し、リクエストがStaging環境を経由している事を確認します。

 

上記の手順でSpoofingを実施しブラウザでのStaging環境を利用した動作確認が可能です。

 

さらにRequestの際にRequestのPragmaHeaderにデバッグ用の値を入れ、

Response Headerに

< X-Akamai-Staging: EdgeSuite >(SSL通信環境の場合は< X-Akamai-Staging: ESSL >)

が存在していれば、

AkamaiのStaging環境を経由している事が確認できます。

< X-Akamai-Staging: EdgeSuite又はESSL >が存在しない場合は、

貴社内のProxyを経由している可能性が高い為、Proxyを経由しない方法でアクセスをお願い致します。

 

このPragma Headerに値を入れてResponse HeaderにてAkamai経由の通信を確認する方法は別記事にて記載します。

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