アカマイ経由でOrganization Validation (OV) 証明書ならびにExtended Validation (EV) 証明書を発行する際は、2017年4月現在、Symantec社の証明書となります。
そのOV証明書ならびにEV証明書を発行する際にSymantec社にて行われる認証プロセスについてご説明させていただきます。
なお、Symantec社のポリシー変更等により、本記事の情報が古くなっている可能性がありますので、あらかじめご了承ください。
本記事のカバー範囲はこちらの通りです。
OV証明書の認証プロセス
Symantec社がOV証明書の認証プロセスを進める際、以下の認証が必要となります。
- 組織名の妥当性
- 東京商工リサーチ、帝国データバンクなどの情報を元に、証明書のOrganization欄に入る組織名の妥当性を認証しています。
- 電話認証の対象となる方の妥当性
- 電話認証の対象となる方は、上記組織に所属する正社員である必要があります。
- 電話認証の際は、東京商工リサーチ等から得られる組織の代表電話より対象となる方へ繋いでいただく必要があります。
- 電話認証による申請内容の承認
- アカマイ経由で申請している証明書の内容を電話認証にて承認する必要があります。
- もしご不在で電話認証を完了できなかった場合、チャット、E-Mail、電話などでSymantec社に連絡し、再実施を依頼する必要があります。
- Symantec社への連絡については、Certificate Provisioning System(CPS)での証明書管理 - 証明書申請とSymantec社への確認編をご覧ください。
- 電話での認証が難しい場合、メールによる認証にて代用することが可能です。
その他、認証に関するFAQは、こちら (英語版)をご覧ください。
EV証明書の認証プロセス
EV証明書の認証プロセスは、上記OV証明書の認証プロセスに加え、以下の認証が行われます。
- 企業登録の認証
- 発行から3ヶ月以内の謄本のコピーをSymantec社指定のURLから送付する必要があります。
- 英文商号の認証
- 原則、金融庁が運営するEDINETにて確認が行われます。
- EDINETにて英文商号を確認できない場合、定款にて確認されるため、以下の条件にあった定款のコピーをSymantec社指定のURLから送付する必要があります。
- 原本証明作成日(3ヶ月以内)が記載されていること
- 定款原本に相違ない旨の証明文言が記載されていること
- 組織名(登記上の正式な組織・会社名)が記載されていること
- 代表者名(印鑑証明書記載の代表者名)が記載されていること
- 印鑑証明書の登録印(代表者印)の押印があること
- 押印した代表者印の印鑑証明書(発行から3ヶ月以内の原本)が合わせて提出 されていること
その他、EV証明書の認証に関するFAQは、こちら (英語版)をご覧ください。